機械やシステムを世界中の様々な地域で運用する場合、制御回路に対する条件に大きな差が生まれる可能性があります。国際市場に多数の機械を輸出するような企業は、制御キャビネットの電源について異なるコンセプトを作成する必要が出てきます。対象市場にもよりますが、このような企業は...
メートル単位か帝国単位か、IEC規格かUL規格なのかといったように、条件や標準は市場によって大きく変わり、それぞれに合った環境を整えるには時間と費用がかかります。異なる製品を承認し、互換性のテストを行い、システム作り上げ、在庫を揃えるといった手順をそれぞれ踏まなければならないのです。これには、制御回路の設置に関わるすべての人が、さまざまな規格や要件を熟知していなければなりません。さらに、適切な部品を適切な市場で入手できるかまで考慮するなんて、物流の悪夢です!
それこそがこのマルチ規格電源コンセプト。これは位置に捉われることなく、世界中のすべての機械とシステムで標準的に使用できる1つのコンセプトです。
Murrelektronikの製品ポートフォリオには、マルチ規格電源コンセプトのための多くのソリューションを掲載しています。当社の製品は全て画一的な設計に準じており、お客様に必要となりうる承認および認証はすでに取得済み。さらに、完全に連携して動作するよう、開発、テストが行われています。当社のソリューションは国際規格に適合しているため、お客様の機械やシステムを、世界中どこでも運用していただけます。
Murrelektronikのマルチ規格電源コンセプトのメリット :
Mico Pro®と内蔵単相電源 : NECクラス2出力を備えたMico Pro®モジュールは、最大100VAの回路を保護します。この回路に接続される機器は全てNECクラス2認証を取得していますので、UL認証は必要ありません。電源一体型のMico Pro®電流監視システムを使用することで、必要なUL認証を削減することができます。
三相Emparro40A電源とMico Pro®を併用 : Mico Pro電流監視モジュールは、マシンに取り付けられたM12電源接続に繋がるI/Oモジュールを保護します。