アクティブセーフティテクノロジーのためのフィールドバスモジュール
自動車産業でのアプリーケーションには安全性が特に求められます。MVKメタルセーフティフィールドバスモジュールは、高い満足度を誇るアクティブセーフティテクノロジーソリューションです。MVK メタルセーフティは、安全度レベル3(IEC 61508およびIEC 62061に準拠)および性能レベルe(EN ISO 13849-1に準拠)を満たす設備コンセプトを実現します。さらに本製品は、入力のみ、または両入出力機能付きから選択してお求めいただけます。
本ユニットは、防塵、耐タンパー性、一時的な浸水(水深1mで最長30分)からの保護等の特徴を備えています。
PROFIsafe とは PROFINET フィールドバスプロトコルの安全関連を発展させたもので、 安全性に関するデータを送信する役割を担います。こちらのフィールドバスプロトコルは工業応用での標準となっているため、お客様には既存の通信構造を継続してご使用いただけ、配線、設置時間短縮に貢献します。
MVK Metal Safety は、自立したパラメータ化可能なクロック信号を搭載しており、ケーブルの挟み込みや接地不良による交差回路が即座に検出されるようになっています。
安全に関連したコンポーネントは、ProfiNET システム内で自立したアドレスを持っています。MVK Metal Safetyを使えば、3つのロータリースイッチを通してアドレスの設定も行っていただけます。
コンタクトキャリア、ライトリング、ラベルプレートが黄色の場合は、そのモジュールが安全であることを示しています。
過負荷、センサーの短絡、断線などの故障に備え、チャンネルを個別に監視することができます。障害が発生した際は、影響を受けたポートにLEDが点灯し、メッセージがコントロールへ送信されます。
1つの入力ポートが2つのチャンネルによって使用される時、異なるセンサーなどが原因で誤差時間が発生することがあります。調整可能な論理不整合監視時間(discrepancy time)によって、こういった誤差は補正することができます。
フルダイキャストハウジングは、溶接を防ぐための保護仕上げが施されており、モジュールも耐溶接スパーク性とIP67定格の両方を備えています。さらにハウジングには完全ポッティング加工がなされていて、モジュールの耐振動性(振動15g、衝撃60g)と過酷な作業環境での利用適性を十分に発揮します。